キャッチコピー: 「コードは書けない。でも、開発はできる。」「昨日の失敗を、明日の誰かの近道に。」「AIに任せる。でも、AI任せにはしない。」
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MacCareの開発を進めていると、AI(Antigravity)が誇らしげに次々と進捗を報告してきました。
- AI: 「13件の自動テストにすべて合格しました!」
- AI: 「19件のテストに合格しました!」
- AI: 「40件のテスト、すべてPASS(合格)しました!」
画面にズラリと並ぶ緑色の「PASS」の文字。
おお、すごい!順調に進んでるやん!
……と、喜んだのも束の間。
私は画面に向かって、思わずこうつぶやきました。
「……ところで、何が良くなったんですか?(笑)」
1. 初心者向け解説:テストの「数」だけでは何も分からない
ここは、今後の自分のためにも、そして同じようにAI開発に挑む初心者の方のためにも、絶対に整理しておきたいポイントです。
MacCareの開発ログを振り返ると、テストの内訳は次のように推移していました。
- 最初の13件: 基本的な不要ファイル清掃、パスワード認証、CPU/メモリの監視
- 中盤の拡張: 重複ファイルの検出、大容量ファイルの抽出、省電力状態の監視
- 最終的な40件: ログイン項目の管理、安全なアプリアンインストーラ、保護プロセスの終了遮断、古いiPhoneバックアップの整理
確かにテストは13件から40件へと約3倍に増えました。
しかし、「テストが3倍に増えたからといって、アプリの安全性や実用性が3倍になったわけではない」のです。
大切なのはテストの「数」ではなく、「何を確認するテストが増えたのか」です。
2. 実体験:本当に知りたかった「3つの質問」
開発者が自己満足で終わるテスト結果など、現場のユーザーにとっては関係ありません。
私が本当に知りたかったのは、難しい専門用語ではなく、次の3点だけでした。
- ①「以前と比べて、何ができるようになったの?」
- ②「どんな危険や誤操作を防げるようになったの?」
- ③「実際に現場で使うと、何がどう便利なの?」
だから、私はAIに「利用者の言葉に翻訳して説明してくれ」と要求しました。
「〇〇モジュールの単体テストがパスしました」と言われてもチンプンカンプンです。
しかし、
「重要なシステムファイルを間違えてゴミ箱に入れないようにするガードレールをテストし、安全を確認しました」
と説明されれば、「なるほど!それは安心やな」と納得できます。
開発の進捗を正しく評価するには、技術の言葉をユーザーの言葉へ翻訳するプロセスが絶対に欠かせないのです。
3. 実機検証:最後は自分のMacBookで実際に掃除してみた
そして、テスト結果の確認が終わった後、私はMacCareを自分のMacBookで実際に起動しました。
不要ファイルをスキャンし、検出結果を目で確かめ、クリーンアップを実行しました。
掃除が終わり、その後も私のMacBookは何の不具合もなく快適に動き続けています。
「自分のMacで実際に動いて、問題が起きなかった」
これは、開発においてかけがえのない大切な実績です。
ただし、ここでも冷静さを忘れてはいけません。
自分のMシリーズMacBookで動いたからといって、Intel製の古いiMacや、他部署の数百台のMacですべて同じように動くことまで確認できたわけではありません。
「確認できた事実」と「まだ確認できていない領域」をハッキリ切り分けて記録しておくこと。
これが、DRIVE CODINGにおける現場薬剤師の誠実さです。
4. 成功・失敗・未確認
| 項目 | 判定 | 現場での事実 |
|---|---|---|
| 今回の正解 | ✅ 成功 | テストの件数に惑わされず、「何ができるようになったのか」「どんな危険を防げるのか」を利用者の言葉で説明させたこと。 |
| 今回の失敗 | ❌ 失敗 | 「PASS」という文字を見ただけで、現場での実用性まで完璧に証明されたと錯覚しかけたこと。 |
| 未確認のこと | ⚠️ 未確認 | 自分のMacBook以外のハードウェア環境やOSバージョンでの動作検証。 |
5. 次に使える指示文(もう一度使う指示文)
技術報告を実用的な意味に翻訳させるための指示文です。
今回の開発によって、以前のバージョンと比べて「何ができるようになり」「どんな危険を防げるようになったか」を、専門用語を使わずに説明してください。
「テストコードで確認したこと」と「実際のマシンで確認すべきこと」を分け、未確認の事項も明記してください。
6. 未来の自分への申し送り
- 今回分かったこと: テストの数は指標の一つに過ぎない。本質は「ユーザーにとって何が進歩したか」。
- 失敗したこと: 数字(40件)の多さに安心して思考停止しそうになったこと。
- これから改善すること: 報告を受けたら常に「で、何が便利になったん?」と突っ込む姿勢を崩さないこと。
- 次回(第007話)の予告: 『AIは働く。では、人間は何をするのか?』――コードを書かない人間が担う、唯一無二の責任と「選ぶ」という仕事。
- ← 第005話: たった数行の日本語からMacCareが生まれた!
- 第006話: テスト13件から40件へ!ところで何が良くなったんですか?(笑)(現在の記事)
- 第007話: AIは働く。では、人間は何をするのか? →
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