【第007話】AIは働く。では、人間は何をするのか?

#Vibe Coding#Drive Coding#Antigravity#AI開発#プログラミング初心者#薬屋DX奮戦記
💡 🚗 集中連載『VIBE CODINGからDRIVE CODINGへ』(全8話)

キャッチコピー: 「コードは書けない。でも、開発はできる。」「昨日の失敗を、明日の誰かの近道に。」「AIに任せる。でも、AI任せにはしない。」
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MacCareの開発をじっくり振り返ると、実に不思議なことがあります。

私は、プログラミングコードをほとんど1行も書いていません。
それなのに、アプリの開発は驚くほどのスピードで着実に前へ進んでいきました。

では――私は一体、何をしていたのでしょう?


1. 実体験:私がしていたのは「選ぶこと」だった

コードを書いていない私が、毎日Antigravityの前で何をしていたのか。
それは、ひたすら「選ぶこと」でした。

  • AIから機能や設計を提案される。
  • その説明を聞く。
  • 分からなければ、とことん質問する。
  • 現場にとって本当に必要かどうかを判断する。
  • 危険な可能性があれば、きっぱり不採用にする。
  • そして出来上がったものを、実際に動かしてみる。

こうした作業を、一つひとつ粘り強く繰り返していたのです。

もちろん、専門的なコードの安全性まで、私一人で完璧に判定できるわけではありません。
だからこそ、自動テストやログによって客観的に確認できる仕組みをAIに作らせ、疑問があれば徹底的に問い質す。
それが、私が現場で辿り着いた開発スタイルでした。


2. 初心者向け解説:DRIVE CODINGの主役は誰なのか?

私が考える「DRIVE CODING」において、AIはあくまで優秀な実装担当(作業員)です。
しかし、開発の主役であり、目的を決めるのは絶対に人間です。

💡 💡 人間が握り続けるべき「4つの手綱」
  1. どんな問題を解決したいのか(課題の定義)
  2. 誰が、どんな状況で使うのか(利用シーンの把握)
  3. 何が一番危険で、絶対に起こしてはならない事故なのか(リスク管理)
  4. 何ができれば合格・完成と言えるのか(ゴール基準の設定)

これらを真剣に考え、AIに明確に伝える。そして、上がってきた成果物に責任を持って向き合い、結果を確かめる。

「コードを書く技術」と、「開発の方向性を決め、命を吹き込む仕事」は、まったく別の役割なのです。


3. 実践の深化:Pharmacy(薬局)統合開発への進化

このMacCare開発で学んだDRIVE CODINGの思想は、現在まさに私が挑んでいる「調剤薬局システムの自動化開発(Pharmy統合開発)」へとそのまま直結しています。

  • 開発担当と検証担当を分ける(自分で作ったプログラムを自分で甘く合格にさせない)
  • ナレッジベース(薬品辞書・NSIPS規格)を整備する(AIに勝手な憶測をさせず、根拠不明はUNKNOWNとして扱う)
  • 本番環境を安易に変更しない(隔離環境で安全にテストしてから実機へ投入する)
  • AIの「完成しました」を信用せず、実機での検証結果(証拠)を確認する
  • そして何より、調剤や患者さんの安全に関わる最終判断は、必ずプロの薬剤師が行う!

Macアプリの開発で泥水をすすりながら掴み取った知恵が、今や命を預かる医療現場のシステム開発をガッチリと支える土台になっています。


4. 成功・失敗・未確認

項目判定現場での事実
今回の正解✅ 成功プログラミングの技術はAIに任せつつも、「目的」と「安全上の最終判断」は決して丸投げしなかったこと。
今回の失敗❌ 失敗AIがもっともらしく流暢に説明するので、すべて正しく思えて鵜呑みにしかけたこと。
未確認のこと⚠️ 未確認複雑な複数薬剤の相互作用や特殊用法において、AIの提案をどこまで自動化できるかの境界線。

5. 次に使える指示文(もう一度使う指示文)

人間の主導権を確立し、推測による実装を防ぐための指示文です。

人間が提示した目的と制約に基づいて実装方針を提案してください。
技術的に未確認な部分や不明点は、勝手な推測で補わず、どのような検証が必要かを示してください。
重要な変更は必ず人間の承認を得てから行い、完成報告には「確認できた客観的事実」だけを記載してください。

6. 未来の自分への申し送り

  • 今回分かったこと: 初心者がやるべき仕事は「コードを書くこと」ではなく「選ぶこと」「責任を持つこと」。
  • 失敗したこと: AIの知ったかぶり解説に圧倒され、自分の違和感を飲み込みそうになったこと。
  • これから改善すること: 「人間が判断すること」と「機械に任せること」の境界線を、設計の初期段階で必ず明文化すること。
  • 次回(第008話・最終回)の予告: 『Antigravityのチャットは教科書。浮気ゼロでAIと泥沼を駆け抜けた私の参考書!』――日々の失敗と対話を資産に変え、未来の仲間へつなぐ学習サイクルの全貌。

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