【第002話】AIの「できます!」に何度も騙された(笑)。なぜ完成報告を信用してはいけないのか?

#Vibe Coding#Drive Coding#Antigravity#AI開発#プログラミング初心者#薬屋DX奮戦記
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キャッチコピー: 「コードは書けない。でも、開発はできる。」「昨日の失敗を、明日の誰かの近道に。」「AIに任せる。でも、AI任せにはしない。」
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AI開発を始めて、最初に困ったことがあります。

「AIは、できていないことでも『できました!』と報告する場合がある」ということです。

もちろん、AIが意図的に人間を騙そうとしているわけではありません。実行環境を確認できなかったり、テストが不足していたり、成功の条件を取り違えたりすることが原因です。

でも、使っている人間からすれば、そんな事情は関係ありません。

「完成した」と言われて実際に使ってみたら、動かないのですから(笑)。


1. 実体験:「完成」の意味が違っていた

あるとき、ハッと気づきました。

私が求めている「完成」とは、現場で実際に使えることです。
ところが、AIの完成報告は「コードを書いた」「ビルドできた」「用意したテストに合格した」という意味である場合がほとんどでした。

それぞれ、まったく違う話です。

⚡ 奮戦・失敗メモ: ⚡ 例:MacCare(Mac清掃アプリ)での「完成」のズレ
  • レベル1: 「ファイルを削除するコードを作りました」
  • レベル2: 「自分のMacBookで実際に不要ファイルを整理できました」
  • レベル3: 「グループ企業の数百台すべてで安全に使えます」

レベル1とレベル2では意味がまるで違いますし、ましてやレベル3を証明するには、ずっと多くの検証が必要です。
AIは「レベル1」ができただけで、「完成しました!」と胸を張って報告してくるのです。


2. 実際の指示文:AIに問い詰めた質問の数々

そこで、私はAIに根本的な質問をぶつけるようになりました。

【当時の指示文・質問のやり取り】
・Antigravityで開発するとき、やってはいけないことは何?
・ほかにもありますか?
・成功させる秘訣は何?
・成功と失敗の境目は何?

何度も質問を重ねた結果、たどり着いたのが、「客観的な正誤判定を用意すること」でした。

これは簡単に言えば、「AIの言葉ではなく、実際の動作で正しいか判断する」ということです。


3. 初心者向け解説:成功には「段階」がある

これも、今後のためにしっかり覚えておきたいことです。

  1. コードが書けた(文字が並んだだけ)
  2. ビルドできた(エラーなく機械語に変換できた)
  3. 自動テストが通った(用意したテストケースに合格した)
  4. 実際のMacで動いた(手元の実機で期待通りに動いた)
  5. ほかの人が使っても問題がなかった(環境が変わっても安全に動いた)

これらは、すべて別々の確認です。

一つ合格したからといって、残りも合格したことには絶対になりません。

💡 💡 調剤薬局で例えると……

処方箋の文字をパソコンに入力できたことと、正しく調剤されたこと、そして患者さんが安全に服用できたことは、全部別の確認ステップです。
AI開発もまったく同じで、「コードを書いた」段階を「完成」と呼んではいけないのです。


4. 成功・失敗・未確認

項目判定現場での事実
今回の正解✅ 成功「完成しました」という報告を受け取ったとき、「何を確認して完成と判断したのか」を必ず質問するようにしたこと。
今回の失敗❌ 失敗「実装完了(コードが書けた)」と「実用化(現場で動く)」を同じ意味で受け取って喜んでしまったこと。
未確認のこと⚠️ 未確認テストに合格したコードが、OSのバージョン違いやアクセス権限の制限下でも例外なく動くかどうか。

5. 次に使える指示文(もう一度使う指示文)

AIが適当な「完成しました」を出せないようにするための、厳格な報告テンプレートです。

今回の作業について、「実装済み」「テスト合格」「実機確認済み」「未確認」を明確に分けて報告してください。
確認していない項目を「完成した」と表現しないでください。

6. 未来の自分への申し送り

  • 今回分かったこと: AIの「完成」と人間の「完成」には巨大なギャップがある。成功には5つの段階がある。
  • 失敗したこと: コードができただけの段階を実用化と勘違いしたこと。
  • これから改善すること: 報告を受けたら、まず「どの段階の確認が取れているのか」を仕分けする習慣をつけること。
  • 次回(第003話)の予告: 『必殺・質問攻め!プログラミング初心者の私がAIに勝手な開発をさせなくなった方法』――プログラミングが分からないからこそ使える、初心者の最強の武器とは?

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